医療法人社団 初心会 杜のホスピタル・あおばは認知症を専門とする病院です。

先輩スタッフの声②
2004年入社・デイケア相談員のS.Yさん

私たちの仕事は
何かを提供する側だと思われがちですが、
実は利用者からも多くのものをもらっています。

2004年、知人の声かけがきっかけで、私は当院でのキャリアをスタートさせました。当初は自身の業界経験がなかったため不安もありましたが、機会を掴んだことに感謝し、デイケアの相談員として働くことを決意しました。

主な業務はデイケアの利用を検討する方やその家族と最初に会い、施設の説明を行うことです。利用者の入浴や食事、排せつなどの介助も行い、相談員の役割は幅広いです。一般的に、私たちの仕事は何かを提供する側だと思われがちですが、実は利用者からも多くのものをもらっています。言葉でコミュニケーションをとることが難しい場合もありますが、相手の表情や反応から、私たちにも元気や喜びをもたらしてくれる瞬間がたくさんあります。

認知症の方々は、日々の能力が変化し、新しい反応を見せることもあります。その小さな変化に喜びを感じ、同僚と共有することが大きなやりがいとなります。初めは自信がなかった入職当初から、経験を積み、仲間と共に働く中でやりがいを見つけ、時間が経つのを忘れて仕事に没頭しています。

新たな仕事を探す皆さんへ、悩みや不安があるかもしれませんが、新しい環境でのチャレンジをする姿勢自体が素晴らしいことです。必ず自分に合った場所が見つかるはずです。新しい場所での活躍を信じ、頑張ってください。